ビーズ色の小部屋 Juin 6, 2005
2005年 06月 07日
雨の月曜日。
月曜の授業は午後から始まる。
ルーズなパリ人にあきれながらも週末明け最初の日はゆっくり起きられるカリキュラムには感謝してしまう。
これは日本人も見習っても良いのでは、なんて重い頭を抱えながら思ったりして。
夢を見た。
岩手の明け方。
私は実家で寝ていて、
地震が起こる。
大きな横揺れ。
うちは90度倒れてしまう。
どうしようと考えていると父が私の枕元に現れて
「つぐみ、起きろ!
5人でうちを元どおりに起こそう!」
と言った。
「でもうちらだけの力じゃ無理だよ!」
と口論しながら表に出る。
父はまだ家族だけで何とかしようとするので、
すっかり横倒しになってしまった家を見ながら私は
「これはクレーンを使って、それからうちらだけじゃなく他のひとの力も借りないと無理だ」
と話すと
父は
「でもうちはそんなお金がないから自分たちでやるしかないんだ」
と言う。
そこで私は今はもう父の退職金やら保険金やらでお金がいっぱいあるはずだと伝えようとして、ここに父がいることがおかしいことに気づく。
「おとうさん、もう死んじゃったよね?」
と言うと、父はばれたか、という顔をした。
とりあえず父はそれ以上家族だけで何とかしようという話はやめて、ふたりでうちの中に戻ることにした。
戻りながら父は話した。
「お守りを持っている」
青い大きな立派なお守り。
「でも左手には持てないんだ」
と父は言う。
その左手をちらっとみると
何度か持とうとしたのか、左手の手のひらは焼けたように白くなっていた。
玄関を開けうちの中に入ると、柱の至るところに小さな大黒様のような置物が金色に輝いていた。
母と兄、妹は居間に集まっていた。
「おとうさんがここにいる」
と父を指差しても、みんなみえていないようだ。
父を隣にこれまでの父とのやり取りを話し始めると、なにやら父は私のつぼを押してきた。
うまく話せない。
結局最後まで話せないうちに私は目が覚めた。。。
この話を母に話したら、
最近日本では地震が多いと教えてくれた。
東京の下に新しいプレートが見つかったとも。
天変地異は人間の手では防ぎようのない災害だけれど、日本に数多くいる神々に救いを求めることはできるかもしれない。
うちのなかにたくさんあった金色の置物が輝きを失わないように、いつもうちのなかやまわりをきれいにしておくように、彼らの存在を忘れないようにと家族に伝えるとともに、日本に大きな災害がやってこないことを願う。
月曜の授業は午後から始まる。
ルーズなパリ人にあきれながらも週末明け最初の日はゆっくり起きられるカリキュラムには感謝してしまう。
これは日本人も見習っても良いのでは、なんて重い頭を抱えながら思ったりして。
夢を見た。
岩手の明け方。
私は実家で寝ていて、
地震が起こる。
大きな横揺れ。
うちは90度倒れてしまう。
どうしようと考えていると父が私の枕元に現れて
「つぐみ、起きろ!
5人でうちを元どおりに起こそう!」
と言った。
「でもうちらだけの力じゃ無理だよ!」
と口論しながら表に出る。
父はまだ家族だけで何とかしようとするので、
すっかり横倒しになってしまった家を見ながら私は
「これはクレーンを使って、それからうちらだけじゃなく他のひとの力も借りないと無理だ」
と話すと
父は
「でもうちはそんなお金がないから自分たちでやるしかないんだ」
と言う。
そこで私は今はもう父の退職金やら保険金やらでお金がいっぱいあるはずだと伝えようとして、ここに父がいることがおかしいことに気づく。
「おとうさん、もう死んじゃったよね?」
と言うと、父はばれたか、という顔をした。
とりあえず父はそれ以上家族だけで何とかしようという話はやめて、ふたりでうちの中に戻ることにした。
戻りながら父は話した。
「お守りを持っている」
青い大きな立派なお守り。
「でも左手には持てないんだ」
と父は言う。
その左手をちらっとみると
何度か持とうとしたのか、左手の手のひらは焼けたように白くなっていた。
玄関を開けうちの中に入ると、柱の至るところに小さな大黒様のような置物が金色に輝いていた。
母と兄、妹は居間に集まっていた。
「おとうさんがここにいる」
と父を指差しても、みんなみえていないようだ。
父を隣にこれまでの父とのやり取りを話し始めると、なにやら父は私のつぼを押してきた。
うまく話せない。
結局最後まで話せないうちに私は目が覚めた。。。
この話を母に話したら、
最近日本では地震が多いと教えてくれた。
東京の下に新しいプレートが見つかったとも。
天変地異は人間の手では防ぎようのない災害だけれど、日本に数多くいる神々に救いを求めることはできるかもしれない。
うちのなかにたくさんあった金色の置物が輝きを失わないように、いつもうちのなかやまわりをきれいにしておくように、彼らの存在を忘れないようにと家族に伝えるとともに、日本に大きな災害がやってこないことを願う。
by mimi-paris
| 2005-06-07 01:26
| パリ生活