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mimiが地球上のいろんな場所で感じた日々の出来事いろいろ


by mimi-paris
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スペイン滞在記 de 10 a 12 Aout

次の旅行地はスペイン、バルセロナ。
アントニオ・ガウディを一度見てみたい。

フランス最南端のペルピニャンで電車を乗り継ぎバルセロナへ入る。
計12時間。
パリ・オーストルッツ駅-ペルピニャン間 往復40ユーロ。
こちらもカンヌ同様JTBで激安チケットをゲット(+手数料17ユーロ)。
ペルピニャン-バルセロナ間は通常料金で往復60ユーロ。


-ガウディ巡り-

まずはグエル公園から。
一山が公園となりあちこちにガウディによる石垣や建物がある。
スペイン滞在記 de 10 a 12 Aout_d0022440_4402026.jpg

ガウディ独特の曲線が素晴らしく自然とマッチしている。
日差しを避けながらガウディの作品が見える場所でそのかたちの美しさを眺めていた。
カンヌほどではないが階段を上り下りしているのでなかなか足腰にくる。
スペイン滞在記 de 10 a 12 Aout_d0022440_4402060.jpg


しばらく休憩して元気になったので次はサグラダ・ファミリアに向かった。
グエル公園をまっすぐ南下した位置にそれはある。
こちらもものすごい威圧感で聳え立っている。
まだ製作途中なのであちこち足場が組まれている。
ぐるりと外側を一周してみた。
ガウディが死去してから80年間、彼が残した設計図により他者が作業を続けているが、本人が手がけた部分と他者が引き継いだ部分が明らかにわかる。
新旧でというのではなく、ガウディが手がけた誕生の門はグエル公園にあったものと同様に切りっぱなしの石を積み重ねてつくられているが、新しい部分はそれを模倣して表面をデザインしているだけだ。
強度や時間短縮のためにそうしたのだろうか。
それともガウディの設計図に不可能な部分があって制作方法を変更したのか。
ガウディの作品の良さは単にかたちの面白さだけにとどまらないものがあるのに。
一周しながら少しがっかりしてこの場を離れた。
スペイン滞在記 de 10 a 12 Aout_d0022440_4402074.jpg


その後カサ・ミラ、カサ・バトリョがある通りを歩いてカテドラルに行ってみた。
こちらも工事中。
足場の隙間から姿をのぞき見てモンジュイックの丘に向かった。

日はだいぶ傾いてきている。
丘のてっぺんまで息を切らしながら上るとバルセロナの街が一望できた。
サグラダ・ファミリアもカテドラルも海もすっかり見える。
カラフルな住宅が密集している美しい町並みをしばらく眺めてバルセロナ散策を終えた。

-ユース・ホステルに泊まる-
スペイン滞在記 de 10 a 12 Aout_d0022440_4401951.jpg

お金を最小限に抑えるためユース・ホステルに滞在することにした。

今回の滞在場所はグエル公園近くのモンセラートYH。
元は貴族の館だったこの建物は天井も壁もモザイクで美しく装飾されている。
また少し高台にあるので窓やテラスから美しい夜景が見える。
スペイン滞在記 de 10 a 12 Aout_d0022440_4401986.jpg


朝食込2泊 31.6GBP(6,198円)

スペイン滞在記 de 10 a 12 Aout_d0022440_4401957.jpg

ひとつの部屋に8つベッドがあり、トイレ・シャワーは共同。
もちろんタオルも歯ブラシもないので持っていく。
夜は少し冷えるが毛布はないので寝冷えしないよう工夫が必要だ。
スペイン滞在記 de 10 a 12 Aout_d0022440_440194.jpg

シャワーのある場所は水浸し。
シューズしかなかったのでシャワーを浴びている最中に濡れてしまわないようビニール袋に入れておき、からだを拭いた後すぐシューズを履かなければならない。
サンダルも持ってくるべきだった。
スペイン滞在記 de 10 a 12 Aout_d0022440_4401978.jpg

相部屋だった子達は集団で来ていたらしい。
夜中に戻ってきてガタガタと音を立てたが2晩とも爆睡できた。


スペインは治安が悪いので滞在中常に気を張っていたせいもあったが、初めてフランス語でも英語でもない言葉が飛び交う地に来たというのも緊張していた原因のひとつだったようだ。
カンヌはもちろんベルギーもフランス語圏だったからだ。
バルセロナを後にしフランスに入ると徐々に周りにいる人たちの話している内容がわかるようになってきた。
そして田舎のおばちゃんのようなのんびりとした平和な会話にほっとしていた。

出発前は毎日フランス語と向き合っていて少し疲れていたので、スペインに行ったら英語だけを使おうと思っていたのに、ふとしたときにフランス語が飛び出したり、フランス語だったらなんて言うだろうと始終考えていた。

アパートそばのメトロを出るともう薄闇になっていて、カフェやエッフェル塔がオレンジ色に輝いていた。
今日もここは良いお天気だったらしい。
透き通った空を見上げながらすっきりした気分で水道管の壊れているアパートへと戻った。
by mimi-paris | 2005-08-12 04:40 | パリ生活